SERVICE

人工中絶

SERVICE

人工妊娠中絶

個室完備によるプライバシー確保。
筋肉注射などの痛みを伴う前処理がない、人工妊娠中絶を推進。
体と心に負担をかけないよう配慮した、カウンセリング・手術を行います。

妊娠の継続・出産が、身体的・社会的な事情により断念せざるを得ない場合、中絶手術や娩出などの方法を選ばなくてはなりません。いずれの方法でも体や心に少なからぬ負担がかかります。パートナーやご家族、ご友人とよく話し合ってください。少しでもお困りの際は、当クリニックにご相談ください。どなたとのご同伴でも、中絶について丁寧にご説明いたします。
それでも、妊娠の継続を断念せざるを得ない場合は、当クリニックができる限り患者様を支えます。少しでも体に負担をかけず、心に傷が残らないよう配慮し、患者様を迎えます。決して一人で悩まないでください。野村クリニックが患者様のお力になります。

中絶手術の時期について

最終月経開始日から4週間後

妊娠には正常な妊娠とそうでない妊娠があります。このころは、まだ正常かどうか分からない時期です。

最終月経開始日から6週間後

4週目や5週目などの時期に、中絶手術をするのはおすすめできません。6週目から7週目ごろになると、超音波検査で、胎児が育っているかを含めて、ある程度の妊娠の状態を把握できます。手術の目的は、将来胎盤になる絨毛と呼ばれる組織を取り出すことです。あまり早い時期の手術では、この絨毛が取り出せたかを肉眼で確認しづらいため、取り残してしまう可能性が高くなります。また、子宮を傷つけてしまうかもしれません。

最終月経開始日から7週間後

このころが、妊娠の状態を初めて把握するには一番よい時期です。子宮外妊娠や胞状奇胎という病気についても、ある程度の判断ができます。また、この時期にご相談いただけると、何度もお越しいただかずに手術日などの予定を決めることができます。

最終月経開始から8週間後以降

12週を超えた中絶手術(中期中絶)になると、繊毛が取りづらくなるため、分娩に近い方法を選択しなくてはなりません。体ばかりでなく、心にも大きな負担がかかります。そのため、野村クリニックでは、11週6日までの中絶手術をお引き受けしております。

中絶手術の一般的な流れ

1回目:診察・術前検査・手術予約

診察

診察では、最終月経および経腟・腹部エコー検査にて、妊娠週数を確認します。また、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内症、子宮奇形などの有無もチェックします。将来の不妊症、前置胎盤、癒着胎盤、絨毛存続症の原因を作らないためにも、十分な診察をいたします。

※当クリニックでは、お連れ様も同席可能です。手術の説明から術後の付き添いまで、ご希望に対応いたします。

術前検査

術前検査では、子宮がんや性感染症検査、血液検査、心電図検査を行います。喘息や薬剤アレルギー、肝機能異常などの合併症のある方には、的確で安全な麻酔を選択します。また、当クリニックでは、万が一に備え、蘇生に必要な設備もご用意しております。

手術説明

野村クリニックでは、掻爬(そうは)法および吸引法の双方で手術を行っております。その詳細についてご説明いたします。この際に不安や疑問があれば、ぜひご質問ください。不安や疑問を解消した状態で、手術に臨みましょう。

同意書のお渡し、説明

中絶手術を行う際には、母体保護法に従い、同意書の提出が義務付けられております。必要な方のサイン・捺印をお願いいたします。なお、初回診察日での手術は、術前検査の結果が揃わず、ご本人の安全が確保できないため行っておりません。また、同意書も含め一切の個人情報は厳格に扱っております。受診の有無も含め、一切のお問い合わせにはお答えいたしません。

2回目:術前処置(手術前日)

安全を第一とする当クリニックでは、手術前にラミセルまたはラミナリアという方法で、子宮頸管をゆっくり拡張します。特に未経産や帝王切開分娩の方、高齢で子宮頸管の硬い方には、この処置が必要と考えております。また、当クリニックでは状況に応じて局所麻酔を用いることで、より痛みを軽減し、安全を確保するように配慮しています。現在使用している拡張器具では痛みはほとんどありませんので、ご安心ください。

3回目:手術当日

静脈麻酔により鎮静後、無痛にて手術を行います。手術時間は約5分です。手術後、2~3時間ほど休んでいただき、麻酔が覚醒したら手術後の状態を確認いたします。何も問題がなければ、ご帰宅となります。

4回目:術後検診

手術の翌日に、超音波検査などで出血の有無をチェックします。また、術後急性期の異常が無いかも確認いたします。

5回目:二度目の術後検診

手術後1週間後の状態で、超音波検査などで子宮をチェックします。また、診察では、術後の回復異常がないかを確認いたします。

6回目:最終の術後検診

手術から1か月後に、超音波検査で子宮の状態を確認します。すべての状態において完全に回復したかをチェックして、手術は完了となります。手術後、書類の保管にお困りの場合は、当院が責任を持ってシュレッダー処理いたしますので、ご持参ください。

高次医療機関への紹介

当クリニックでは、高次医療機関をご紹介する場合があります。事前に経緯などを丁寧にご説明いたしますので、ご安心ください。当クリニックの医師は、母体保護法指定医であり、経験も豊富です。緊急時にも的確に対応できますが、患者様の体の安全を最優先に考えた判断を行うことがあります。

術前検査および手術費用について

術前検査費用

中絶手術を迷われている場合 3,240円(初診料、超音波検診料、妊娠検査料を含む)
中絶手術を受けると決めている場合 10,000円

手術料金

妊娠5週~9週目 100,000円
妊娠10週~11週目 120,000円

術前検査を含めた手術および術後検診費用

妊娠5週~9週目 110,000円
妊娠10週~11週目 130,000円

※価格はすべて消費税込みです。

・一部保険適応が可能です。

・手術費用・術後検診費用の追加料金はありません。

・中絶手術におけるお支払いの費用は、手術までの診察や検査費用、手術費用、術後検診を含む計6回の合計となっております。

・術前検査で感染症などが判明した場合には、お薬代が別途必要です。

・子宮頚部異形成、Rh不適合妊娠など合併症をお持ちの場合、保険診療による追加費用が必要な場合があります。

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